春陽展は日本美術史に多くの足跡を残し、新たな画家・版画家を輩出している公募展です。

第98回春陽展:レポート

★各画像をクリックすると開催の様子の静止画(画像)や動画をご覧いただけます。

第98回春陽展 名古屋展の様子はこちらからご覧ください。

第98回春陽展 国立新美術館 

2021年4月14日(水)~26日(月)10:00~18:00入場は30分前まで(最終日は15:00まで)(休館日:20日火曜日)

★会場風景写真は以下の各会場入り口からご覧下さい。

  

★授賞式の様子は こちら から御覧ください。

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~企画展示~

■2023第100回展記念企画  第100回記念春陽展を創る

「春陽会初期会員と出版物との関わり」 2F・チャリティーコーナー

  春陽会初期会員は、創立以前から当時興隆した文芸雑誌に深く関わり、創立後も多くの著作を残しています。

  また、創立趣意書には美術雑誌に匹敵する『美術年報』の発行も記されるなど出版物に対する意気込みの高さが感じられます。展示では会所有の雑誌、書籍、会誌、発行計画案などを中心に展示します。初期会員と出版物との関わりをご高覧ください。
 ★画像をクリックすると展示風景がご覧いただけます

 

「駒井哲郎と春陽会」 3F ・展示室

  昨年の駒井哲郎生誕100年によせて駒井哲郎Book Work、挿画、春陽会初出品の頃の手記、

  手紙、春陽帖への記事等、駒井哲郎と春陽会の関わりを示す資料を展示します。

■春陽会資料室 2F・休憩室

 私のアトリエ ~創作の現場から~

 沓間宏   檜垣友見子   松島治基   関野洋作

 春陽会会員のアトリエ風景や道具、インスピレーションの元になる資料・下絵等をご紹介します。

チャリティー展示 2F・チャリティーコーナー

 会員有志による作品の展示、チャリティー販売を行います。

 収益は社会福祉法人NHK厚生文化事業団、日本赤十字社を通じて

 社会福祉事業、自然災害復興支援のために寄付します。

■春陽会研究会の紹介 2F・休憩室 【春陽会HP研究会ページはこちら】

春陽会では全国に研究会を設置し、絵画と版画の啓蒙及び研究活動を行っています。

  このコーナーではそれぞれの地方研究会をご紹介します

~ビデオ配信講演~

「春陽会を大いに語るII ~春陽会版画の歩みと周辺の人々~」 

   入江観     丹阿弥丹波子 幸田美枝子(音声出演)

   聞き手 土方明司氏(川崎市岡本太郎美術館館長)

   ★【写真】右画像をクリックすると収録の様子を静止画でご覧いただけます

★【動画】下画像から覧ください。

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≪春陽会、今も昔もこれからも…≫

昨年の春陽展の中止から1年……第98回展は無事に開催されたものの、やはり感染症の影響が大きい会期中のある日。新美術館の講堂で恒例の講演会が催されました。とは言っても、観客は0。演者のみが登壇し、それを録画、後にビデオ配信講演という異例のスタイル。この様な形での講演会は初めてで、スタッフだけが粛々と準備している場内はいつもと違う緊張感が漂っていました。

今回の講演会テーマは「春陽会を大いに語るⅡ~春陽会版画の歩みと周辺の人々~」

 これは2年前に絵画部会員に登壇してもらった講演の版画部バージョンで、古くから版画部に関わりのある会員にその思い出を語ってもらうという内容で、同じく版画部に所属している身としては大変興味深い話が聞けるのではと密かに楽しみにしていました。版画部からは丹阿弥丹波子氏、音声のみの出演でしたが幸田美枝子氏、絵画部から見た版画部を語ってもらうという事で入江観氏、聞き手として土方明司氏という陣容で講演はスタートしました。

 土方氏による戦前戦後の版画についての話を交えつつ、丹阿弥氏、入江氏が語る版画部の話はへぇ…とほぉ…と驚きに満ちていました。(講演会の詳細についてはぜひビデオ配信講演をご覧ください!) 名前だけでしか知らなかった先生方のお話は、かつての時代にあったおおらかさがあり、また制作に対する真摯な姿勢が垣間見えたり、版画部会員同士の交流であったり、思いのほか絵画部・版画部のそれぞれの会員の距離が近かったり、往時の版画部の空気をたっぷりと感じる時間となりました。特に生誕100周年(1年延期で101年)にあたる駒井哲郎氏、個人的な話ではありますが春陽会に出品するきっかけになった清宮質文氏の話を聞けて嬉しかったです。

 語られる内容を通じて考えた事があります。作家活動はとても個人的なものですが、春陽会に所属する事で他の作家と世代を越えて距離が近づき、交流は広がり、その事によって大きく影響と刺激を与えられ続けていたのだという事実です。それは連綿と今も続いており、まだまだ短い春陽会会員として過ごした時間の中でも、刺激と影響を同じく受けています。このつながりはとても尊いと思いうと同時に、これからも大切にしていきたいと再認識した講演会となりました。

(担当 内山良子)

第98回春陽展 名古屋展の様子はこちらからご覧ください。

 【前回までの展覧会の様子などのアーカイブレポートはこちらから御覧ください】

【準備中】以下↓の情報は前回の情報です。準備が出来次第、公開致します。

  • 名古屋展
  • 大阪展
  • 受賞作家展
  • 秋季展

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