第92回春陽展 大阪展の様子
第92回春陽展大阪展レポート
■会期 2015年6月2日(火)~6月7日(日)
■会場 大阪市立美術館地下展覧会室3・4室
■後援 大阪市・大阪市教育委員会・NHK厚生文化事業団近畿支局
■大阪展受賞者 大阪市長賞…ブレンドレ・ヨーグ氏
大阪教育委員会委員長賞…相坂晄氏
大阪市立美術館館長奨励賞…山口剛史氏
第92回春陽展の最終巡回展として、大阪展を6月2日(火)~7日(日)、大阪市立美術館地下展覧会室において開催しました。今回は絵画140点、版画74点の計214点。約半数の会員作品、関西支部所属の会員・会友・一般出品者、受賞者の作品と遺作。展示点数は東京・名古屋展より少ないですが、作品一点一点と鑑賞者がじっくり対話できるようにとの願いから、全作を一段掛けにしてゆったりと展示しました。技法についての紹介パネルも熱心に読んで下さる方が多く、会場アンケートでは次のような言葉を頂きました。
・素晴らしい作品が揃っており、非常に完成度の高い作品に感動した。
・詩人の魂感じる作品たくさんありました。
・版画作品を見ていて気持ちが落ち着いた。一つ一つの色の繊細さ、形の不思議さ、表現の謎、見れば見るほど表現の深さに引き込まれます。
最終日には会場研究会を行いました。絵画・版画とも作者と対話しながら、時にはきびしいが具体的で心のこもった研究会となったようです。一般の方も興味深く聞き入る方が数名おられ、アンケートから「作家さん達のご苦労がよくわかった。ただ、テクニックも大切であるがそれぞれの方が何(・)を(・)描きたい(・・・・)の(・)か(・)を、もっと自信をもって描かれるとよい。」と励ましも頂きました。 全体を通して多くの方々のご来場、チャリティー作品もお買い求めいただき感謝いたします。最終日は研究会のため作品が観にくい所があったのをお詫びいたします。 また、併催の茶屋町画廊における小品展にもご高覧ありがとうございました。報告はこちらからご覧になれます。http://chayamachi.com/ 春陽会小品展(PDF)をクリックしてください。
春陽会関西支部事務所 いしだふみ