春陽展は日本美術史に多くの足跡を残し、新たな画家・版画家を輩出している公募展です。

レポート【大阪展】

第90回記念 春陽展 大阪展レポート

■会期  2013年6月4(火)~6月9日(日)

■会場  大阪市立美術館地下展覧会室

■後援  大阪市・大阪市教育委員会・NHK厚生文化事業団近畿支局

 第90回記念春陽展の巡回展として、大阪展が6月4日(火)より6月9日(日)まで大阪市立美術館地下展覧会室において開催された。今回は絵画145点、版画77点で、理事・監事・今年巡回会員・関西支部所属の会員・会友・一般出品者・受賞者・遺作を展示したが、東京展、名古屋展よりは展示点数は少なかったものの、また違った雰囲気となり、余裕を持った展示でゆったりと鑑賞していただけたように思う。

 90回記念で歴代会員の写真・展覧会ポスタ-を東京、名古屋で展示した一部を大阪展でも展示したが春陽会の歴史を見入っておられた方が多くあった。

 期間前には梅雨入り宣言もあったが、晴天に恵まれ、また上の展示会場ではボストン美術館展、隣の展示会場では他の公募団体展が開催されていたこともあり、会場周辺はたいへん賑わい、入場者数にも多少影響したものと思われ例年より少し増加した。

 最終日には会場研究会が行われ、本部事務局から松宮直子氏、四谷明子氏、版画研究会から関野洋作氏、中部支部から鈴木善晴氏、竹内清美氏、絵画部会員有志2名により絵画、版画とも分かりやすく、心のこもった充実した講評会となった。研究生一同これからの制作の方向性、最近疑問としていることへのアドバイスなど得るものが多かったのではないかと思う。たいへん有意義な時間だった。

 懇親会は天王寺駅前の中華料理店「楓林閣」にて開かれ、45名が参加し、来賓のホルベイン工業、タ-ナ-色彩からの各氏、会場研究会で講評して頂いた先生方、奨励賞受賞の方々も加わり、関西支部出品者一同と打ち解け合い、賑やかに、そして和やかな会となった。席上大阪市長賞(石原テツロウ氏)、大阪教育委員会委員長賞(山口剛史氏)、大阪市立美術館館長奨励賞(井戸智子氏)の授賞式が行われた。

 翌日は早朝よりの搬出、撤去作業となったが皆様の協力を得て滞りなく終了できた。

 来年の大阪展もほぼ同時期に決まっている。

                                     春陽会関西支部事務所 西濃俊明

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